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写真の撮影日時を変更・一括で直す方法(Mac)

Mac で写真の撮影日時を一括で変更するには、「写真」アプリの「日付と時刻を調整」か exiftool を使います。ライブラリとファイルの違い、MacBook での手順、変更できないときの確認点を説明します。

Mac で写真の撮影日時を一括で変更するいちばん手軽な方法は、「写真」アプリで写真をまとめて選び、「イメージ」→「日付と時刻を調整」を使うことです。ただしこの変更は写真ライブラリの中だけに保存されるので、Finder のフォルダーにある写真ファイルそのものを一括で変えたいときは exiftool などのツールを使います。

この記事は Mac(MacBook Air、MacBook Pro、iMac など)専用です。Windows の手順は 写真の撮影日時を変更・一括で直す方法(Windows 11/10)、OS を問わない基本は 写真の日付を変更する方法、ソフトの比較は 写真の撮影日時を変更・一括できるアプリとフリーソフト にまとめています。

最初に決めること:ライブラリか、ファイルか

Mac の写真には 2 つの置き場所があります。

  • 「写真」アプリのライブラリ:iPhone から iCloud 写真で同期した写真や、「読み込む」で取り込んだ写真です。
  • Finder のフォルダー:デジカメの SD カードからコピーした写真、ダウンロードした写真、Google Takeout のエクスポートなどです。

「写真」アプリの「日付と時刻を調整」は、ライブラリの中の日付を変えます。元のファイルの EXIF は書き換えません。ライブラリの中で正しい順に並べたいだけなら、これで十分です。写真をファイルとして USB メモリや Windows パソコン、別のアプリに渡すなら、ファイルの中の撮影日時(EXIF の DateTimeOriginal)を変える必要があります。

方法 1:「写真」アプリで一括変更する

  1. 「写真」アプリを開き、日付を変えたい写真を選びます。Command キーを押しながらクリックすると複数選べます。連続した範囲なら Shift キーを使います。
  2. メニューバーの「イメージ」→「日付と時刻を調整」を選びます。
  3. 1 枚目の写真の新しい日付と時刻を入力します。必要ならタイムゾーンも選びます。
  4. 「調整」をクリックします。

複数の写真を選んだ場合、1 枚目が入力した日時になり、残りの写真は元の間隔を保ったまま同じだけ動きます。たとえば、カメラの時計が 1 日ずれていた旅行の写真を、撮った順番のまま正しい日に移せます。すべての写真を同じ 1 つの日時にする機能ではない点に注意してください。

ファイルとして書き出すとき

ライブラリで直した日付をファイルにも入れたいときは、写真を選んで「ファイル」→「書き出す」→「1 枚の写真を書き出す」を使います。書き出す前に 1 枚だけ試し、Finder で「情報を見る」を開いて、撮影日時が新しい日付になっているか確かめてください。「未編集のオリジナルを書き出す」は元のファイルをそのまま出すため、調整した日付は入りません。

方法 2:Finder のフォルダーを exiftool で一括変更する

exiftool は無料のコマンドラインツールで、Mac でも使えます。exiftool.org からパッケージを入れるか、Homebrew を使っているなら brew install exiftool で入ります。

ターミナルを開き、フォルダー内のすべての写真に同じ撮影日時を書き込むには次のようにします。

exiftool -DateTimeOriginal="2018:05:03 10:00:00" -CreateDate="2018:05:03 10:00:00" -r フォルダー名

すべての写真を 1 時間進めるなど、同じだけずらす場合は次のとおりです。

exiftool "-AllDates+=0:0:0 1:0:0" -r フォルダー名

最後に、Finder の「作成日」と「変更日」も撮影日時に合わせます。

exiftool "-FileCreateDate<DateTimeOriginal" "-FileModifyDate<DateTimeOriginal" -r フォルダー名

exiftool は元のファイルを _original という名前で残します。結果を確かめてから、-delete_original で消すか、手で削除してください。ターミナルでフォルダー名を入力する代わりに、フォルダーを Finder からターミナルのウインドウへドラッグすると、正しいパスが入ります。

方法 3:Mac 用のアプリを使う

1 枚ずつ、または選んだ写真を細かく編集する

写真や動画の撮影日時、タイムゾーン、撮影場所を 1 枚ずつでも、まとめてでも変更したい人に向けて、Epictetus LLC は Mac 用の Photo Date & Metadata Editor を開発しています。時刻をずらす機能、地図での位置情報の設定、メタデータの削除、一括リネームがあり、「写真」アプリのライブラリの写真にも使えます。Mac App Store で近日公開の予定です。

フォルダー全体に 1 つの日付を入れる

スキャンした古い写真のように、フォルダー全体が「1998 年の夏」のような 1 つの日付でよい場合は、Takeout JSON Metadata Fixer も使えます。フォルダーに日付と場所を 1 つ指定すると、各写真の EXIF に撮影日時と GPS を書き込み、ファイルの日付も合わせます。Google Takeout のフォルダーなら、横の .json から本来の撮影日時を読んで戻します。最初の 500 枚は無料、その後は 19.99 米ドルの買い切りです。写真を 1 枚ずつ選んで日時を打ち込む機能はありません。

変更できないときの確認点

  • 「日付と時刻を調整」がグレーになっている。 共有アルバムの写真など、自分のライブラリにない写真は調整できません。自分のライブラリに読み込んでから試します。
  • 写真アプリでは直ったのに、ファイルは古い日付のまま。 上で説明したとおり、変更はライブラリの中にあります。ファイルに入れるには書き出すか、exiftool を使います。
  • Finder の日付が変わらない。 Finder が表示するのはファイルの作成日と変更日です。EXIF の撮影日時とは別の項目です。違いは 撮影日時と更新日時の違い を見てください。
  • 数時間だけずれる。 タイムゾーンの問題です。写真の時刻が数時間ずれる理由 を先に読んでください。
  • 動画だけ変わらない。 動画は EXIF を持たないので、別の項目を書き換えます。動画の撮影日時を変更するフリーソフト を見てください。

よくある質問

MacBook でも手順は同じですか?

同じです。MacBook Air、MacBook Pro、iMac、Mac mini のどれでも、「写真」アプリと exiftool の手順は変わりません。トラックパッドで複数選ぶときは、Command キーを押しながらクリックします。

Mac の写真の日付を変更すると iPhone にも反映されますか?

iCloud 写真を使っていれば、「写真」アプリで調整した日付は同じ Apple アカウントの iPhone や iPad のライブラリにも同期されます。Finder のファイルを exiftool で変えた場合は、ライブラリに読み込むまで iPhone には関係しません。

元の日付に戻せますか?

「写真」アプリでは、もう一度「日付と時刻を調整」を開き、元の日時を入力します。exiftool では、残した _original ファイルに戻せば元どおりです。

撮影日時を変更すると画質は落ちますか?

落ちません。書き換わるのは日付の情報だけで、画像のデータはそのままです。