Google Takeout は安全?信頼できる理由と、使う前に確かめる 5 つのこと
Google Takeout は安全です。Google 公式のエクスポート機能で、自分のアカウント内で HTTPS で動き、データをコピーするだけです。それでも注意したい点をまとめました。
Google Takeout は安全に使えます。Google 自身が提供するエクスポート機能(日本語の画面では「Google データ エクスポート」)で、自分の Google アカウントにログインした状態で takeout.google.com から HTTPS で動き、データのコピーを作るだけです。何も削除されず、配信先に自分で選んだサービス以外の会社も関わりません。
気をつけたいのは Takeout そのものではなく、その前後です。ダウンロードの取りこぼし、アーカイブの置き場所、Takeout に見せかけた偽のページ、そして多くのアプリが読めない形で返ってくる日付と位置情報。この記事では、それぞれを順に説明します。
Takeout そのものが安全な理由
Google の公式サービスです。 Takeout は 2011 年からあり、Google 自身のドメイン takeout.google.com で動いています。Google アカウントの「データとプライバシー」からも開けます。アカウントへのアクセス権を求める外部のツールではありません。
エクスポートを始められるのは本人だけです。 自分のアカウントにログインしていないと申請できません。ダウンロードの前に、もう一度ログインを求められることもあります。パスワードと 2 段階認証がなければ、他人が Takeout であなたのデータを取り出すことはできません。
通信は暗号化されています。 Takeout のページもダウンロードリンクも HTTPS です。Gmail やネットバンキングと同じ仕組みです。
コピーするだけです。 エクスポートはデータを読み取り、そのコピーを zip か tgz にまとめます。Google フォト、Gmail、ドライブの中身は変わりません。詳しくは Google Takeout でデータは削除される? で説明しています。
写真はアップロードしたファイルそのものです。 Google フォトの場合、ブラウザーに表示される縮小版ではなく、アップロードした元のファイルが返ってきます。ただし「保存容量の節約画質」でアップロードした写真は、その画質のままです。Google に元の画質が残っていないからです。画質の話は Google Takeout で画質は落ちる? にもあります。
使う前に確かめる 5 つのこと
Takeout は説明どおりに動きます。ただ、大きなエクスポートは手順もファイルも多く、写真を失うのはたいていこの部分です。
1. すべての zip をダウンロードする
大きなエクスポートは takeout-...-001.zip、-002.zip のように複数に分かれ、それぞれ別の写真が入っています。写真とその .json が別の zip に入ることもあります。1 つでも抜けたり途中で止まったりすると、写真が欠けていても気づきにくくなります。Takeout のページに表示される数とダウンロードした数を比べ、どの zip もエラーなく開けるか確かめてください。分かれる理由は Google Takeout の zip が複数に分かれるのはなぜ? にあります。
2. 7 日以内にダウンロードする
ダウンロードリンクは 7 日間有効で、1 つの zip をダウンロードできる回数にも上限があります。期限を過ぎると申請し直しになり、また数時間から数日待つことになります。パソコンをつけたままにできる日にダウンロードしましょう。期限が切れたときは Google Takeout のダウンロード期限が切れた? を見てください。
3. アーカイブを安全な場所に置く
Takeout のアーカイブには、写真、書類のスクリーンショット、写真に付いた位置情報まで、ライブラリのすべてが入っています。パスポートのコピーと同じくらい大事に扱ってください。
- 自分だけが使うパソコンか外付け HDD に置く。
- 配信先に Google ドライブ、Dropbox、OneDrive、Box を選んだ場合は、削除するまでそこにコピーが残る。
- 知らないウェブサイト、たとえばオンラインの「メタデータ修正サービス」にアーカイブをアップロードしない。
4. 本物のアドレスを使う
Google のログイン画面をまねた偽のページはよくあります。takeout.google.com は自分で入力するか、Google アカウントの設定から開いてください。心当たりのない「エクスポートの準備ができました」というメールが届いても、そのリンクは使わず、takeout.google.com の「エクスポートを管理」で確かめます。本物の Takeout が支払いやソフトのインストールを求めることはありません。
5. 削除する前に写真を確かめる
エクスポートは、開いて中身を確かめて初めてバックアップになります。すべての zip を解凍し、いろいろな年の写真を開き、枚数をライブラリと比べてください。それまで Google フォトでは何も削除しないでください。順番は Google フォトをやめるときのチェックリスト にまとめてあります。
Takeout がうまく残せないもの
「信頼できるか」にはもう 1 つの意味があります。いつものライブラリがそのままの形で返ってくるか、です。Google フォトについては「完全には返ってこない」が答えです。
日付と場所が別ファイルになる。 Google フォトは撮影日、位置情報、説明文を自分のデータベースに持っています。Takeout はこれを写真の中ではなく、写真ごとの小さな .json ファイルに書き出します。スクリーンショット、LINE などで受け取った画像、Google フォトで編集した写真は、ファイルの中に日付がないことが多く、iPhone の写真アプリ、Windows のフォト、Immich などに取り込むとダウンロードした日で並びます。.json の中身は Google Takeout の JSON ファイルとは? で説明しています。
含まれないものがある。 顔のグループ、共有アルバムの一部のコメント、他の人が共有アルバムに追加した写真は、自分のエクスポートに入りません。一覧は Google Takeout の制限とは? にあります。
重複が出る。 編集した写真は元の写真と -edited 付きのコピーの 2 枚になり、複数のアルバムに入っている写真は複数のフォルダーに出てきます。
どれも信頼の問題ではありません。データは .json にすべて残っています。それを写真に戻す作業がもう 1 つ必要なだけです。
Takeout JSON Metadata Fixer は、この作業を自分のパソコンの中で行います。アップロードはしません。.json を読み、本当の撮影日時、GPS の位置情報、説明文を写真に書き込み、ファイルの日付をそろえ、名前の変更やフォルダーへの整理もできます。Windows、Mac、Linux で動き、画面は日本語です。最初の 500 枚は無料なので、よく知っている写真で結果を確かめてから、ライブラリ全体に進めます。
短いチェックリスト
- 自分のアカウントでログインし、takeout.google.com でエクスポートを申請する。
- 7 日以内にすべての zip をダウンロードし、どれも開けるか確かめる。
- アーカイブは自分のディスクに置き、クラウドのコピーは使い終わったら削除する。
.jsonの日付と場所を写真に書き込む。- いろいろな年の写真を確かめ、2 つ目のバックアップを作る。
- そのあとで、Google フォトで何を削除するか決める。
よくある質問
Google Takeout は怪しいサービスではありませんか?
いいえ。Google の公式のデータ書き出し機能です。takeout.google.com にあり、Google アカウントの「データとプライバシー」からも開けます。
Google Takeout がデータを他人に渡すことはありますか?
ありません。エクスポートは本人にだけ届きます。自分のアカウントのダウンロードリンクか、自分でログインして選んだクラウドサービスです。
Google Takeout を使うと何か削除されますか?
いいえ。コピーを作るだけで、Google アカウントの中身は変わりません。削除したい場合は、自分で別に行う作業です。
写真のエクスポートに使っても安全ですか?
安全です。アップロードしたファイルが返ってきます。ただし撮影日、位置情報、説明文は多くの写真で中ではなく .json に入っているので、別のアプリに取り込む前に写真へ書き込んでください。
ダウンロードした zip は暗号化されていますか?
ダウンロードは HTTPS なので、通信は暗号化されています。zip や tgz のファイル自体にはパスワードがなく、ディスクにアクセスできる人なら誰でも開けます。自分だけが使うディスクに保存してください。